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2008年10月28日 (火)

ごめんなさいね おかあさん

この前、「ちったあ片付けてよ」とかみさんにがられ、しぶしぶ本棚の整理をしておりました。カバーのかかった本ばかりで、カバーをはずと、どの本も買っただけで読んでない(^^;;) ブックオフにでも持っていかんならと仕分けをしてると、ふと1冊の本のタイトルに目が止まりました。『お母さん、ぼくが生まれてごめんなさい』・・2日かけて読みました。15才で生涯を閉じた脳性まひ児が作った詩です。私が伝える言葉を間違えるといやなので、本の内容の紹介は割愛しますが、電車の中で涙をこらえながら読みました。この詩が世の中で紹介されたのは今から30年も前。新聞やテレビでも大きく取り上げられ、後々には森昌子が歌ったそうです。なので、記憶にある方もいらっしゃるかもしれませんね。その詩を全文紹介したいと思います。

ごめんなさいね おかあさん ごめんなさいね おかあさん ぼくが生まれて ごめんなさい ぼくを背負う かあさんの 細いうなじに ぼくはいう ぼくさえ 生まれなかったら かあさんの しらがもなかったろうね 大きくなった このぼくを 背負って歩く 悲しさも 「かたわな子だね」とふりかえる つめたい視線に 泣くことも ぼくさえ 生まれなかったら

ありがとう おかあさん ありがとう おかあさん おかあさんが いるかぎり ぼくは生きていくのです 脳性マヒを 生きていく やさしさこそが 大切で 悲しさこそが 美しい そんな 人の生き方を 教えてくれた おかあさん おかあさん あなたがそこに いるかぎり

詩の中の不適切ととられかねない用語も、障害児本人の原文を尊重してそのままにしてあるようです。この詩が世に出て、2ヶ月もたたずに彼は亡くなったそうです。本に書かれているのは、この詩はお涙ちょうだいの詩ではなく、障害を持つ子どもに「ごめんなさい」と言わせている社会にこそ問題があることを教えてくれている詩だと言える、とありました。私も電車の中では涙をこらえてましたが、駅を出てから涙があふれ出てきました。1度も読まずに5年以上も本棚に眠ってた本を今読んだのは、必然な気がします。これまで優柔不断な生き方をしてきた自分に、神様が「今、読め」っち言ってくれたんでしょう(^^;;)

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コメント

タイトルだけで泣けちゃうね・・・
ごめんなさいって言われる方がお母さんは辛いよね・・・
子どもにはいつも「幸せ」を感じて欲しいと思います。
「幸せ」を感じるには辛いことも悲しいことも感じないと「幸せ」を感じられないと思うから、その「辛いこと」「悲しいこと」が会った時、一番近い存在でいてあげられたらなって思う。もちろん友達や恋人が近くにいてもいいけどね。

投稿:  花恋 | 2008年10月28日 (火) 23時14分

花恋さん
全国から反響があった中で、障害児を持つお母さんからは「ごめんなさいね、とあやまられるよりも、なぜ、こんふうに生んだのか、と言われるほうがいい」という声もあったようです。

辛いこと、悲しいことを経験してこそ感じる幸せ・・そうですよね。
親として、いつまでも心の支えでありたいですね。

投稿: sakuranboy | 2008年10月28日 (火) 23時36分

勝手に推測すると・・・
ごめんなさいのあとの内容は、障害を持つ人じゃなくても、多くの人が思うことかもしれない。そんな気持ちを持つこともあるし、そして、ありがとうのあとの内容では、幸せを感じてるし、自分が幸せを感じることがお母さんの幸せってわかってるような・・ 
そういういろんな気持を素直に書いたってことだから、お母さん、辛く思わなくていいんじゃないかなって・・
「やさしさこそが大切で、悲しさこそがうつくしい」ってわかるこの子も、それを教えられるお母さんも、すごく「幸せ」な人だと思う。

投稿:  花恋 | 2008年10月29日 (水) 00時27分

花恋さん
そうですね。
親子の深~い愛情を感じます。
前半の詩を読んだお母さんが、「・・息子よゆるしてね・・息子よありがとう・・」という詩を書いて、後半の詩が作られてます。
「やさしさこそが大切で 悲しさこそがうつくしい」って言葉は私の胸にも深くつきささりました・・。

投稿: sakuranboy | 2008年10月29日 (水) 05時37分

ワイが言うごっ、神さあが読めっち言うたごあんなぁ。


そげん前にこげな詩があったたんなあ。


知らんにゃった。

投稿: デューク東郷 | 2008年10月29日 (水) 06時22分

そういう環境に無い為、憶測でしか物を言えないけと、健常者家庭では味わえない幸せだっていっぱいあると思う。

残念ながら今の世の中健常者が当たり前の世界になっているからからね・・・

先週末に身内の結婚式があったんだけど、その嫁さんが東京で0歳児から8歳児までの障害を持った子供達の保育士でしたが、決して特別な事をしてるとは思ってないし、逆に健常者よりより感性が豊かに感じると言ってました。


大変だね!って普通思ってしまいがちだけど当事者はそう思ってほしくないのかもね!

投稿: ぶ○○ | 2008年10月29日 (水) 08時14分

なんていったらいいのかよくわからない。

どんな親子も「ごめんなさい」で「ありがとう」
・・・なきがする。


実家の近所に脳性マヒの娘さんを持つ家庭があったけど、
お母さんは体も弱かったけど、その娘さんを囲む時は、
いつもいつも笑顔だったのをよく覚えていて、
子供ながらに、私と少しは違うかもしれないけど、
なんだか幸せそうだなって、感じてました。

投稿: といとい | 2008年10月29日 (水) 14時15分

この話、以前TVで観たことあるよ。
で、その後森昌子が歌った・・・

それでもこの彼は心の奥そこで
「あなた(お母さん)の子どもに生まれてよかった・・・」
って思ってますよね。きっと。

投稿: ここっち | 2008年10月29日 (水) 15時02分

デュークさん
「はよ、読まんかっ」ちね(笑)
あたいどもが小学校いったはなじゃね。
当時は小川宏ショーで取り上げられたみたいだけど、小川宏ショーちいうのを見たこっがなかった。
よく学校休んでアフタヌーンショーを見おったけど、ないかコワかった。(あれ、ないの話け?)

投稿: sakuranboy | 2008年10月29日 (水) 21時54分

ぶ○○さん
健常者かそうじゃないかだけでなく、健康な人、病気の人、介護の必要な人、どこでもそれぞれ状況は違うし、背負ってるものもさまざまだよね。
その中でお互いの無条件の愛情があるから、幸せに感じるんだろうねえ。
世の中だいぶ変わったとは思うけど、まだまだなとこあるよね。
小学校のとき、「障害者を見てかわいそうって思ったらいけない」って習ったけど、あんときは意味がわからんかったけど、今わかります。

投稿: sakuranboy | 2008年10月29日 (水) 22時05分

といといさん
子供の頃にそういう方が近くにいると、本能的に受け入れやすいんでしょうね。
私も息子が生まれてから周りでいろんなお母さんを見てきましたが、母は強し、女は強し、ですねぇ。
どんな親子でもそうだよね。
・・でも、うちの父子はお互いシャイで「ごめんなさい」「ありがとう」がいえない(^^;;)
血液型は違っても性格そっくり・・(^^ゞ

投稿: sakuranboy | 2008年10月29日 (水) 22時12分

ここっちさん
見やったですかあ。
かの遠藤実先生がメロディをつけて、少年がファンだったという森昌子が歌ったそうです。
どんな曲になるのか想像つきませんが、一度聴いてみたい。
「お母さんの子どもに生まれてよかった」「あなたのお母さんになれてよかった」ってきっと思ってますよね・・。

投稿: sakuranboy | 2008年10月29日 (水) 22時17分

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